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平成 16 年 10 月に発生した新潟県中越地震を対象に、被災地となった自治体の対応を始めとして新潟県や国、さらにライフライン業者など、防災関係機関の災害対応の実態をヒアリングとアンケートにより把握し、中山間地の地震対策の課題を分析した。
被災者支援については、情報提供・相談・申請受付、被害調査・り災証明発行などを効果的に実施する必要がある。本調査では、平成 16 年に相次いだ各種災害事例も踏まえて、被災者ニーズに的確に対応するための方策を「大規模災害時・被災者支援業務の手引」として、とりまとめた。
災害発生後の被災者の生活再建や被災地の復旧・復興事業を地方公共団体が迅速かつ円滑に進める参考として「復興の手引書」を作成した。また、併せて、市町村が地域防災計画等において事前に計画しておくことが望ましい事項をとりまとめた。
被災者の生活再建支援への取り組みは、近年、大きく変化している。本研究では、それらも踏まえて既往制度の課題を整理した上で、パッケージとしての総合的な支援提供のあり方を検討した。また、被災者生活再建支援法の改正の各種議論を把握し、支援制度立案のポイントを整理した。
富士山ハザードマップ検討委員会報告書(案)を受け、避難対策や本部体制など、国、県、市町村及び関係機関による広域的な防災対策のあり方について具体的に提言している。また、富士山火山との共生の観点で、火山に関する啓発・教育、災害と地域産業のあり方などについても検討を行った。
三宅島(平成 12 年 9 月から平成 17 年1月まで全島避難)の帰島実施に向け、村及び関係機関等が効果的に帰島対策を実施するための村の方針となる「帰島計画」を作成した。また、住民が円滑に帰島を実施するための対応を示した「帰島マニュアル」を作成した。
山口県柳井市の地域防災計画(震災対策編・風水害編)の修正を支援。柳井市は東南海・南海地震の防災対策推進地域に隣接していることから、東南海・南海地震の対策大綱や対策推進基本計画等を踏まえ、津波危険等に着目しつつ修正作業を実施した。
国土交通省京浜河川事務所において、平成 15 年度に作成した「洪水対策支部運営マニュアル」の改善作業を実施。危機管理演習時に把握したマニュアル使用実態や、職員から寄せられた改善要望等にもとづき、災害時活動内容の再精査、様式の再整理等を行った。
平成16 年1 月より運用が開始された東海地震に関連する情報体系(東海地震観測情報・注意情報・予知情報)を受けて、静岡県コンベンションアーツセンター(地上 12 階、地下 1 階、建築面積13,647 ㎡ 、延床面積 60,630 ㎡ )の消防計画・地震防災応急計画の改正案を作成した。
総務省消防庁がインターネット上で提供する「防災・危機管理e-カレッジ」の新たなコンテンツとして、市町村職員向けのカリキュラムである「災害応急対応カリキュラム」のシナリオ作成および制作管理を行った。
区部直下型地震時における中央区災害対策本部の設置・運営、各部の対応について実戦型図上演習を行った。情報を与え、演習を指揮する係と実際に対応する部員に大きく分かれ、相互の情報のやりとりには無線機を活用するなど状況の把握、判断力などの向上を目指した訓練の企画・運営を行った。
東京都葛飾区の四つ木地区において、自治町会代表者参加による防災教室の開催および地区防災マップの作成を支援。数回にわたる防災教室では、室内での検討にとどまらず、実際にまちを歩いて防災上の問題点やリソースを確認し、最終成果として全世帯配布用の防災マップを作成した。
原子力防災に関する基本的知識の普及および原子力災害時の行動指針の定着を目的とし、各戸配布用の住民向け「原子力防災マニュアル」を作成した。マニュアル作成にあたっては、インタビュー等を通じて、地区別のニーズを把握し、内容に反映した。
原子力安全委員会における原子力防災能力の向上に資するため、同委員会が策定している「緊急時対応マニュアル」を分析し、より実践的な「簡易マニュアル」を作成した。また、同委員会事務局職員の防災研修を効果的に実施するための研修用資料を作成した。
茨城県原子力防災訓練への一般住民参加者を対象に、主として住民広報に関するアンケート調査を実施し、その結果をとりまとめた。評価結果は、平成 12 年度から継続して実施している調査結果と比較検討を行っている。
原子力緊急時広報対応能力の一層の向上を目的とし、広報班に特化した研修を行った。具体的には、広報文案の作成、模擬記者会見の実施および模擬記者による質疑応答等、可能な限り現実の場面を模擬した演習を行った。
原子力災害時において、オフサイトセンター放射線班の行う防護対策区域案の作成手順について整理し、そのマニュアル化を行った。また、SPEEDI による予測計算結果をもとにケーススタディを行い、作成手順マニュアルの妥当性等を検証した。
平成 14 年度調査により抽出された「各種産業分野の事例におけるトラブル・事故・災害時の事業者の情報連絡の課題と教訓」を元に、原子力トラブル等発生時における情報伝達の課題と教訓を冊子としてとりまとめた。
消防職員の公務災害防止対策を検討するための基本資料として、ヒューマンファクター(特に個人の行動特性)の観点から公務災害の発生原因を整理した。それらの結果を基に、公務災害防止に向けた手引き書を作成した。
常にレベルの高い防災対策を目指して 1986 年から地震対策・火災対策に積極的に取り組んでいる静岡県熱海市の大型リゾートホテルで、今年度は特に定期的な防災訓練に加え、突発型の地震対策計画の作成および地震防災訓練実施時の指導を行った。
出演日 | 局 | 番組 | テーマ |
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2004.7.22 | 日本テレビ | THEワイド | 新潟水と住宅再建 |
2004.8.14 | 毎日放送 | ネットワーク1・17 | 三宅島の超難解除・住民の思い |
2004.9.1 | NHK | 防災の日スペシャル | 「あなたの防災意識は?」 |
2004.9.1 | NHK | 関西ラジオワイド | 防災の日企画「いざというとき、あなたは」 |
2004.9.1 | 毎日放送 | ニュースワイドアングル | 「となり近所で防災に取り組んでいますか?」 |
2004.9.1 | NHK | NHKジャーナル | 災害弱者を守れ |
2004.9.24 | 日本テレビ | 報道特別番組 | 新潟県中越地震 |
2004.9.25 | TBS | ニュース23 | 新潟県中越地震 |
2004.9.27 | TBS | ニュース23 | 新潟県中越地震 |
2004.9.30 | NHK | 土曜ジャーナル | 帰島へ採れる思い~三宅島復興への課題~ |
2004.10.31 | NHK | 日曜討論 | 新潟県中越地震「被災者支援と防災を問う」 |
2004.11.2 | フジテレビ | とくダネ | 新潟県中越地震 |
2004.11.4 | テレビ朝日 | スーパーモーニング | 新潟県中越地震 |
2004.11.7 | NHK | 日曜討論 | 新潟県中越地震「被災者の声にどうこたえるか」 |
2004.11.22 | NHK | 生活ほっとモーニング | 被災者の声・いま私たちにできること |
2004.11.22 | NHK | きょうも元気で!わくわくラジオ | 被災地で今、求められていること |
2004.11.22 | NHK | 報道特別番組 | 被災者の声・いま私たちにできること |
2004.11.22 | TBS | ニュース23 | 新潟県中越地震から1ヶ月 |
2004.12.14 | 毎日放送 | ニュースワイドアングル | 「今年の災害から考える、防災対策」 |
2004.12.28 | NHK | 2004年ニュースハイライト | |
2005.1.15 | 毎日放送 | 震災10年ネットワーク1・17スペシャル | 未来へ伝えたいこと、くり返したくはないこと |
2005.1.17 | 毎日放送 | ニュースワイドアングル | 阪神大震災10年・防災は人との幹から |
2005.1.17 | TBS | ニュース23 | 「1.17震災」@神戸 |
2005.2.25 | TBS | ニュース23 | 首都直下地震 |
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